アルバイト講師に伝えていること
塾の介では私の他に数人のアルバイト講師を雇っています。
彼らに個別指導のやり方を日々、教えています。そこで今回は講師たちにどのような指導をしているのかをお伝えしたいと思います。私が講師に指導する内容を通して、お子さんにどのような指導がされるのか参考にして頂けるとうれしいです。
顔を見て話す。
個別指導で指導する場合、未熟な講師ほどテキストを見て指導をしています。問題はテキストに書かれているので、テキストを見る必要があります。ただテキストを見て指導すると生徒の顔が見えません。講師はテキスト見る時間と、生徒に指導する時間を短い時間でスイッチさせながら、しっかりと生徒の顔の表情を見て指導をする必要があります。
「わかった」で終わらせない。
講師が指導すると、多くの生徒は「わかった」といいます。ただ、それは本当にわかっているのでしょうか。わかっているつもりになっていないでしょうか。数学の問題であれば、同じ問題で良いので、実際に解けるか確認が必要です。
言葉は少なく、ゆっくりしゃべる。
勉強が苦手な生徒ほど、余計な言葉が理解を邪魔する場合があります。ゆっくりとていねいにお話する必要があります。また大切なところは同じ内容を2度繰り返すことも大切です。勉強が苦手な生徒ほど集中できる時間は短いです。短い時間で説明することが大切です。
生徒の話を聞く。
個別指導で大切なのは説明することではありません。生徒の話を聞くことが大切です。そして聞くためには、適切な質問が大切です。「どう考えたの?」「何がひっかかっているの?」
など適切な質問が大切です。
第一声を意識する。
指導に入る第一声が一番大切です。「頑張っているね。」「よくできているね。」と話しかけられて指導が始まるのか。「これもわからないの?!」「どれがわからないの?」と話しかけれるのかでも指導全体の雰囲気は大きく違います。
笑顔を作る。
生徒の笑顔が大切です。笑顔でいるとドーパミンという脳内物質が分泌されます。このドーパミンは集中力、記憶力を上げてくれることが分かっています。勉強が苦手な生徒ほど笑顔を作れる楽しいリラックスした指導が大切です。
全ての答えは生徒が教えてくれる。
指導の中で迷うことがあると思います。例えば、もっと練習をさせるべきか、それとも次の応用問題を指導するべきかなど。迷った時は生徒と相談しましょう。全ての答えは生徒が持っているという気持ちを常に持ちましょう。
個別指導は生徒と会話をしながらすすめていきます。そのため何が起こるかわからないです。ある生徒は「もっと問題読んでみて」と指導するだけで、「あ!わかりました。」と理解できる生徒もいます。講師も楽しみながら指導してほしいと伝えています。
塾の介の講師はほとんどが塾の介の卒業生です。勉強ができる講師ではなく、生徒を理解できる講師たちです。
もしご興味がありましたら、まずは無料体験をお試しください。
前後の記事
前記事
学習塾 塾の介の一日
次記事
進路と学歴