塾講師の私、うちの子には大手の個別指導塾や家庭教師、使いません!
「塾講師の私、うちの子には大手の個別指導塾や家庭教師、使いません!」
…って話を、本音でしていこうと思います!
うちには3人の子どもがいます。まだ小さいですが、将来はうちの塾で勉強してもらいます。
ただ、仮に塾の介が潰れたりした場合でも、大手の学習塾には行かせません。その理由をお伝えしたいと思います。
大手の個別指導塾を選ばない理由
私が選ばない理由は1つです。個別指導は講師の質が大切です。
ただ大手の学習塾は講師ガチャが激しいからです。
個別指導学習塾の構造に問題があります。その理由をお伝えします。
理由1 全員、正社員で運営するのは難しい。
個別指導塾は、1名の講師が1名や少人数を指導します。一斉指導の塾であれば、一度に20名程度指導します。
授業料は個別指導の方が高いです。ただ、生徒の比率で考えれば、5倍から10倍の差があってもおかしくありません。
ただ実際はそこまでの差でありません。
価格を抑えるために、多くの学習塾は大学生のアルバイト講師に頼ることになります。
理由2 育成に時間がかかる。
個別指導のやり方を教えるのは実はとても難しいです。
生徒の反応によって、様々な指導をしなければなりません。
例えば、勉強が得意な子、苦手な子など生徒の学力や、テストなどの生徒の環境や条件も違います。
ある指導方法がAくんに良くても、Bくんには良くない場合もあります。
生徒の反応が100通りあれば、それに反応する講師も100通りの反応をする必要があります。
それを研修で1つ1つ指導していきます。
理由3:学習塾はブラックアルバイト?!良い人は採用しにくい。
学習塾のアルバイトは最近人気がありません。
理由は3つあります。
1つ目は準備と、授業後の報告書の作成です。
本当のブラックでは準備や授業後の報告書作成に時給は発生しません。
もちろん違法です。
2つ目は時間的な制約があります。
授業は夕方からスタートし、午後10時までしか働けません。中学生が帰宅する時間だからです。
一方で居酒屋や飲食などはもっと遅い時間まで働けます。
がっつりと稼ぎたい人に学習塾のアルバイトは向きません。
3つ目はシフトの制約も大きいです。
アルバイト講師から急に休みたいと言われても、対応するのは難しいからです。
シフトに都合をつけやすい質の良いアルバイト講師を採用するのはとても難しいです。
個別指導で大切なのは誰が指導するか。
個別指導で大事なのはどの学習塾なのかではなく、誰が指導しているかということです。
大手の講師が全て悪いわけではありません。良い講師もたくさんいます。
その先生が自分の子ども指導してくるのかわからないので問題です。
実際、うちの周囲のライバル学習塾でも良い講師が転勤などでいなくなると、人気も徐々に落ち、そこの塾から転塾してくる生徒から指導の質について教えてもらうことがあります。
個人塾をすすめる理由と注意点
私の偏見かもしれませんが、塾講師はとても変わった人が多いです。
高学歴の割にコミュニケーション能力が低いイメージです。
高学歴でコミュニケーション能力も高いなら、もっと稼げる仕事はたくさんあるからです。
個人塾の多くは、他の塾で講師としてデビューし、それなりに成果や人気があった講師のはずです。
その塾内ですら、人気もなく、成果もない場合にはそもそも、独立を考えないからです。個人塾の講師はそもそも指導が好きな人が多く、管理も指導もやる講師が多いです。
是非、そのような個人塾の講師に指導をしてもらうことをオススメします。
個人塾の注意点
個人塾でも2つのタイプは注意が必要です。1つ目は、病気や年齢などを独立以外の選択肢がなかった講師です。先ほどもいいましたが、基本は人気講師が独立をします。ただ、そうではない講師もいます。
また2つ目はそもそも、講師ではなかったパターンです。学習塾をビジネスと考えた時は、スタートしやすいです。小さい部屋を準備できれば、自宅でもスタートできます。そのため、講師経験のない方も簡単に学習塾をスタートします。
見分け方のコツですが、料金が安すぎる場合、や塾の歴が浅い場合は注意をしましょう。
2カ月無料と大々的に広告を打ち、今はない塾をたくさん見てきました。
塾の介は講師をヘッドハンティングしています。
最後に塾の介は一般的なアルバイト募集はしています。
塾の介はヘッドハンティングしています。元生徒の中で人柄を重視して、手紙やメッセージを送り採用しています。
元生徒なので塾の介の勉強の考え方に共感してくれていますし、人柄や性格もすでに知っています。大量に講師が必要な大手の学習塾だからできることだと思います。
ちなみに、うちの塾では“勉強がニガテな子”専門でやってます。
やる気ゼロ、机に5分座れない、宿題がカバンに化石のように眠ってる(笑)
そんな子たちが、「ちょっと頑張ってみようかな…」と思える場所を目指してます。
「やる気ない=根性なし」じゃないんですよ。
“やる気が出る仕組み”がなかっただけ。
そう思って、今日もみんなと向き合ってます。
もし、今の塾選びにモヤモヤしてる保護者の方がいたら、いつでもご相談くださいね!
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